2012年2月7日火曜日

円相場が史上最高値の1ドル=75円32銭を付けた昨秋10月31日円売り介入、計9兆円超

財務省が2012年平成24年2月7日発表した2011年10~12月の
「外国為替平衡操作の実施状況」によると、
財務省・日銀が10月末から11月初旬の5日間にわたって
円売り・ドル買い介入を実施していたことが分かった。
市場の「投機的な動き」に対抗して介入を始めたのは、
円相場が史上最高値の1ドル=75円32銭を付けた10月31日。
安住淳財務相が開始直後に記者会見して
「納得いくまで介入する」と宣言し、
この日の介入額は1日当たりで過去最大規模となる8兆722億円に達した。
11年の年間を通した介入額は合計で14兆2970億円になった。
03年(20兆4250億円)と04年(14兆8314億円)に次いで過去3番目の規模だ。
東日本大震災直後の3月18日は米欧と協調介入
(日本分は6925億円)を実施。
さらに米国の景気減速や欧州の債務問題に対する懸念から
円高圧力が強まった8月4日には、
日本単独で当時の1日当たり最大(4兆5129億円)の円売り介入に踏み切った。
〔日経QUICKニュース〕

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