NHKニュース 1月20日 21時17分
おととし大津市で中学2年の男子生徒が自殺した問題で、
市が設置した第三者委員会は、生徒に対するいじめの事実関係や再発防止策を盛り込んだ最終報告書を
今月中にまとめることを決めました。
第三者委員会は、
おととし大津市で中学2年の男子生徒が自殺したあとに行われた
学校や教育委員会の調査がずさんだったとして、
去年8月市が再調査のため設置しました。
委員会はこれまでに11回開かれ、
20日大津市役所で開かれた会合で、
生徒へのいじめの事実関係や自殺後の学校や教育委員会の対応、
それに再発防止策について、
今月中に最終報告書をまとめ、越市長に提出することを決めました。
委員によりますと、
報告書では生徒へのいじめ行為と自殺との関係についても
盛り込む方針だということです。
委員の一人で京都教育大学の桶谷守教授は
「やれるかぎりの調査を行ったと思う。事実を解明し、
いじめと自殺の因果関係についても明らかにしたうえで、
何が問題だったのか提言したい」と述べました。
また、同じく委員の一人で教育評論家の尾木直樹法政大学教授は
「みんなが調査に協力してくれるわけではなく、
学校や教育委員会の隠蔽もあり、過酷だった。
このような事件は発生後速やかに調査すべきで、
この点についても報告書に入れたい」と述べました。
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