2013年2月18日月曜日

円安 と G20 再び94円台の安値に

東京市場 円相場1ドル94円台に

2月18日 19時54分

週明けの18日の東京外国為替市場は、モスクワで開かれたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議で、日本の金融緩和が円安誘導とみなされなかったとの受け止めから円が売られ、円相場は1ドル=94円台まで値下がりしました。

午後5時時点での円相場は、先週末に比べて1円56銭円安ドル高の1ドル=94円5銭から6銭でした。
また、ユーロに対しても先週末に比べて1円69銭、円安ユーロ高の1ユーロ=125円43銭から47銭でした。
ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.3336~37ドルでした。
市場関係者は「G20で日本の経済政策が円安誘導に当たると、表だった批判を受けなかったことで、投資家の間で、今後も日本の金融緩和が進むとの見方が広がった。市場では日銀の総裁、副総裁の人事などに関心が集まっている」と話しています。

G20と円相場

G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議を前に、円相場は、各国政府の高官などの発言に敏感に反応しました。
G20を4日後に控えた今月11日。
アメリカで国際問題を担当するブレイナ-ド財務次官が、安倍政権の経済政策を支持すると述べたことで、日本が金融緩和を一段と強化しやすくなるという受け止めが広がり、円安が加速しました。
円相場は一時、海外市場で1ドル=94円46銭をつけて、およそ2年9か月ぶりの円安水準となりました。
翌12日にはG7=先進7か国の財務相と中央銀行総裁が声明を発表。
「為替レートを政策の目標にはしない」ことなどを改めて確認する内容で、麻生副総理兼財務大臣は「日本の対策を各国が正しく認識した」とコメントしました。
ところが、G7加盟国の匿名の政府高官が「声明は、円の過度の変動に対する懸念を示した内容だ」と、日本側の説明とは真逆の解釈をしたと報じられたことで、外国為替市場では一気に円を買い戻す動きが広がり、15日には1ドル=92円22銭まで円高が進みました。
そしてG20。
日本の経済政策が通貨安を誘導していると表だって批判されることはありませんでした。
ただ、終了後に発表された共同声明には『為替レートを政策の目標にしない』ことが明記されたこともあり、市場関係者の間では「今後、日本の閣僚や当局者は、為替について慎重な発言が求められることになる。依然として早いペースでの円安に強い警戒感を持つ国もあり、今後は一方的な円安にはなりづらいのではないか」という声も出ています。

G20受け円相場値下がり 94円台に

2月18日 12時11分


G20受け円相場値下がり 94円台に

週明けの18日の東京外国為替市場は、モスクワで開かれたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議での議論の結果を受けて、円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は1ドル94円台前半まで値下がりしています。

いわゆる「通貨安競争」が主要な議題となったG20のあと、初めての主要な取り引きとなった週明けの東京外国為替市場では、円売りの動きが進んでいます。
円相場は1ドル94円台前半まで値下がりしています。
これは、G20の議論で、日本の経済政策が円安誘導に当たると表だった批判を受けなかったことで、投資家の間で今後も日本の金融緩和が進むとの見方が広がったためです。
その一方で市場では、新興国などが、速いペースでの円安に懸念を示すことへ警戒感も根強く、市場関係者は「一方的に円安が進む状況にはなっていない」と話しています。

株式市場は全面高

一方、東京株式市場は、外国為替市場で円相場が値下がりしていることを受けて、輸出関連の銘柄などに買い注文が広がってほぼ全面高の展開となり、日経平均株価は250円以上値上がりしています。
日経平均株価、午前の終値は、先週末より251円61銭高い1万1425円44銭、東証株価指数=トピックスは20.47上がって、962.88となっています。
午前の出来高は、17億2696万株でした。
市場関係者は「円安を受けて製造業を中心とした企業の業績回復への期待が再び高まっている。先週末、G20への警戒感からひとまず利益を確保するため売り注文を出していた投資家の間でも買い戻しの動きが広がり、値上がり幅が拡大している」と話しています。

豪 G20受け円相場93円台に

2月18日 7時29分


週明けのシドニー外国為替市場は、週末のG20で、円安が進む日本の政策に一定の理解が示されたことは、予測の範囲内だという見方が広がり、1ドル=93円台半ばから後半での値動きとなっています。

週明けのシドニー外国為替市場では、円相場は、1ドル=93円台半ばから後半での値動きとなっています。
これは、週末にモスクワで行われたG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議で、円安が進む日本の政策はデフレ脱却が目的だということに一定の理解が示されたことは予測の範囲内だったという見方が広がったためだとみられています。
市場関係者は「G20で、円安が進む日本の政策について一定の理解が示されたことを市場はある程度予測していたため、大きな値動きにはなっていない」と話しています。

円相場 94円台まで値下がり

2月12日 20時59分

連休明けの12日の東京外国為替市場は、北朝鮮の核実験に対する反応は限定的で、日本時間早朝に伝わったアメリカの政府高官の発言をきっかけに日銀の金融緩和への期待が高まったことで、円売りドル買いの動きが強まって円相場は1ドル94円台まで値下がりしました。

午後5時時点での円相場は、先週末より1円44銭、円安ドル高の1ドル・94円22銭から23銭でした。
また、ユーロに対しても先週末より1円77銭、円安ユーロ高の1ユーロ・126円7銭から11銭でした。
ユーロはドルに対しては1ユーロ・1.3380から81ドルでした。
市場関係者は、「アメリカの国際問題を担当するブレイナ-ド財務次官が11日、安倍政権の経済政策を支持することを表明したことで、今後、日本が金融緩和を強化しやすくなるという見方から、円売りが加速した。今週末からモスクワで開かれるG20の財務相・中央銀行総裁会議で各国から円安についてどのような発言が出るのかに注目が集まっている」と話しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿