2013年2月6日水曜日

日銀総裁の辞任意向で2年9カ月ぶりの円安・ドル高

外為8時30分 円、大幅反落93円台半ばで始まる 
対ユーロも急反落
                                                                            2013/2/6 8:30
 
        2013/2/6 9:32現在(単位:円)       93.54 - 93.64
                           ▲ + 1.35 ( + 1.464% )

  6日早朝の東京外国為替市場で、円相場は大幅反落して始まった。
8時30分時点では前日17時時点に比べ1円36銭の円安・ドル高の
1ドル=93円55~57銭近辺で推移している。
7時30分過ぎに一時93円79銭近辺と
2010年5月6日以来2年9カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。
 前日に白川方明日銀総裁が任期満了を待たずに辞任する意向を示し、
前日の海外市場で円安・ドル高の流れが加速した流れを引き継いだ。
「海外では次期総裁就任後の4月の金融政策決定会合から
日銀が新たな緩和策を打ち出すとの見方が広がっている」(外資系銀行)といい、
「近く94円を探る」との見方が出ている。

 もっとも下値では利益確定の円買い・ドル売り注文が散見され、
円は早朝に比べて下げ幅をやや縮めている。

 円は対ユーロも大きく反落して始まった。
8時30分時点では同2円85銭の円安・ユーロ高の
1ユーロ=127円02~06銭近辺で推移している。
7時すぎに一時127円43銭近辺と10年4月15日以来2年10カ月ぶりの安値に下落した。
白川総裁の辞任表明を受けて対ユーロでも円売りが進んだ流れが続いている。

 ユーロの対ドル相場は反発して始まった。
8時30分時点では同0.0107ドルのユーロ高・ドル安の
1ユーロ=1.3576~79ドル近辺で推移している。
前日発表のユーロ圏の経済指標が市場予想を上回り、
7日の欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ観測が後退。
ルクセンブルクのフリーデン財務相がユーロ水準について
「懸念していない」と述べたと伝わったこともユーロ相場を押し上げた。
                                                                                〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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