2012年7月9日月曜日

党首討論で自民谷垣の無能無策が判明

谷垣氏、予定より15分早く質疑終了  2012/7/9 20:21 日経web
 自民党の谷垣禎一総裁は一体改革関連法案の民自公3党合意の後、初めて首相との国会論戦に臨んだが、予定していた45分間の質問時間を15分早く終えた。最大の課題である早期の衆院解散に関して、首相に否定的な発言を許すなど、4月11日の党首討論以来、3カ月ぶりの直接対決で詰めの甘さが目立った。
 「何を言っているかよく分からない」「曖昧模糊(もこ)とした回答だ」。質疑終了後、谷垣氏は首相の答弁を批判した。自身が30分間で質問を終えたことに関しては「押し問答してもしょうがないと思った」と述べるにとどめた。
 自民党は延長国会で、3党合意した一体改革法案の早期成立を優先する考え。首相への問責決議案提出などで対決ムードを高めるのは、民主党と協力して法案を成立させた後というのが執行部の方針だ。法案が参院で審議入りする前の段階では「対決姿勢はとりにくい」との声もあり、谷垣氏の姿勢にも影響したようだ。
 ただ、党内では厳しい声が広がった。「一体改革の生殺与奪は谷垣総裁、自民党が握っているという強い姿勢を発しなければならない」。質疑直後の9日昼、小泉進次郎青年局長は党内の会合で不満を表明した。党幹部の一人は「30分で終えるとは寝耳に水だ」と不快感を示したほか「首相と何か密約でもあるのか」といぶかしむ声も上がった。
 自民党内では若手を中心に対決姿勢を求める声がある一方、ベテラン議員からは「解散を急がなくてもいい」との意見もある。党幹部からは「このタイミングで谷垣氏が質問に立っても中途半端になる」との声も事前に上がっていたという。

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