2012年10月11日木曜日

予算のデタラメ支出に目を瞑る自民 そして握手のバカ安倍

復興予算検証の小委員会 流会に
 

東日本大震災の復興予算が関連性の薄い事業に使われているという指摘を受けて、衆議院決算行政監視委員会は11日、小委員会を開いて質疑を行うことにしていましたが、多数を占める民主党が出席せず流会になりました。

政府は、東日本大震災からの復興に向けて、5年間で少なくとも19兆円規模の予算を充てる方針で、財源確保のため、所得税などの臨時増税を実施することにしていますが、復興予算を使って関連性の薄い事業が行われているという指摘が出ています。
これを受けて、衆議院の決算行政監視委員会は、自民党の新藤義孝委員長が、職権で、小委員会を11日開くことを決め、質疑を行うことにしていました。
しかし、小委員会で多数を占める民主党は、「民主党の委員が決まっていないので、出席できない」などとして出席せず、委員の出席が半数に満たなかったことから、流会になりました。
これについて、新藤委員長は、「被災地のために復興予算の適切な使い道を決めることは、国会の責務なのに、民主党が出席しないのは極めて遺憾で、強く抗議する」と述べました。
また、新藤氏は記者会見で、小委員会に、政府側も出席しなかったことを批判したうえで、「民主党の指示だとすれば強い警鐘を鳴らさなければならない」と述べ、政府側に説明を求める考えを示しました。

“先例に照らし内閣総務官室が判断”

藤村官房長官は、記者会見で、決算行政監視委員会の小委員会に政府側が出席しなかったことについて、「事実関係を調べているが、先例に照らして内閣総務官室が判断したと聞いている。野党側から、総理大臣官邸に対して、『立法府として経緯を聞きたい』という申し入れがあったので、きちんと対応したい」と述べました。
復興予算を巡っては、平野復興大臣が財務省に事業を精査するよう求めているほか、政府の行政刷新会議も、復興予算として適当ではない事業が計上されていないか調査しており、政府は不適切な使い方が明らかになれば予算の執行を一部停止することも含め、対応することにしています。

“一方的な開催は残念”

民主党の山井国会対策委員長は記者団に対し、「民主党の委員が決まっていないので、委員会には出席できない。それなのに、野党が一方的に委員会を開催したのは非常に残念だ。こういう状態では政府の担当者も委員会には出席できないので、政府側に出席しないよう指示を出した」と述べました。
 

民主執行部が自民と顔合わせ 首相、党首会談を提案
                                                                                      2012/10/11 13:3

民主党の野田佳彦首相(党代表)ら執行部は11日、自民党の安倍晋三総裁ら新執行部を訪ね、9月の両党の党首選後、初めて執行部が顔を合わせた。首相は「しかるべきときに臨時国会を開会したい。それに先だって党首会談を開きたい」と提案。安倍氏は「わかりました」と応じ、両党の幹事長同士で党首会談に向けた調整を進めることで一致した。顔合わせは国会内で約5分。民主党の輿石東幹事長と安住淳幹事長代行、自民党の石破茂幹事長、高村正彦副総裁らが同席した。
民主党の新執行部のあいさつまわりで握手する野田首相=左から2人目=と自民党の安倍総裁=右から2人目(11日、国会)=共同
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民主党の新執行部のあいさつまわりで握手する野田首相=左から2人目=と自民党の安倍総裁=右から2人目(11日、国会)=共同

 
官房長官「必要あれば説明責任を」 法相の週刊誌報道で
                                                               2012/10/11 12:09
 藤村修官房長官は11日午前の記者会見で、同日発売の週刊誌で田中慶秋法相が暴力団との過去の交際を指摘されたことについて「事実関係を承知していないのでコメントは控える」としたうえで「必要があればしっかりと説明責任を果たすことに尽きる」と述べた。「政治家としていささかも違法、不適切のそしりを受けないようにすべきなのは当然だ」とも語った。

 

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